更新日:2024.11.06
はじめに
脱毛を考える際、多くの方が「医療脱毛とエステ脱毛、どちらを選ぶべきか」という悩みを抱えています。永久脱毛を目指すなら医療脱毛、予算を抑えたいならエステ脱毛など、一般的な認識はあるものの、実際にはそれぞれに特徴があり、一概にどちらが良いとは言えません。
この記事では、医療脱毛とエステ脱毛の違いを、効果や費用、安全性など、さまざまな観点から詳しく解説します。あなたに合った脱毛方法を見つけるための参考にしてください。
目次
医療脱毛は医療機関(クリニック・病院)で行われ、エステ脱毛はエステティックサロンで実施されます。この違いは単なる場所の違いだけでなく、使用できる機器や提供できるサービスにも大きく影響します。
【医療脱毛】
– 医療用レーザー脱毛機(高出力)
– 厚生労働省認可の医療機器
– 毛根を破壊する強力なレーザー
– 肌への負担が比較的大きい
【エステ脱毛】
– 美容用光脱毛機(低~中出力)
– 美容機器としての認可
– 毛根にダメージを与える程度の出力
– 肌への負担が比較的少ない
【医療脱毛】
– 医師による診察と施術プラン作成
– 看護師による施術
– 医療資格保持者のみが施術可能
– 医療行為としての管理体制
【エステ脱毛】
– エステティシャンによる施術
– 特別な資格は不要
– 研修制度による技術習得
– 美容施術としての対応
– 毛根を破壊する永久脱毛効果
– 施術後の効果が半永久的に持続
– 肌質や毛質を問わず高い効果
– 1回の施術での効果が高い
– 太い毛や濃い毛にも効果的
– 部位による効果の差が少ない
– 毛の成長を抑制する一時的効果
– 定期的なメンテナンスが必要
– 肌質や毛質により効果に差
– 効果の実感までに時間がかかる
– 細い毛や薄い毛は効果が出にくい
– 部位によって効果に大きな差
【医療脱毛】
– 1回目から効果を実感できる場合が多い
– 3回目程度で明確な変化を実感
– 5回程度で目標とする効果に到達
【エステ脱毛】
– 効果の実感まで5回前後必要
– 8回目以降で明確な変化を実感
– 12回以上で目標とする効果に到達
– 基本的に5~8回程度
– 2~3ヶ月に1回のペース
– 完了までの期間:1~1.5年
– 部位により回数の調整が可能
– 毛周期に合わせた施術間隔
– 途中での回数追加も可能
– 通常12~18回程度
– 1~2ヶ月に1回のペース
– 完了までの期間:1.5~2年
– 効果を実感するまでに多くの回数が必要
– 肌質や毛質により回数が増える可能性
– 契約回数での打ち切りの場合も
【医療脱毛】
– 全身:6~8回
– 顔:5~7回
– VIO:6~8回
– 脇:4~6回
– 腕・脚:5~7回
【エステ脱毛】
– 全身:12~18回
– 顔:15~20回
– VIO:15~18回
– 脇:12~15回
– 腕・脚:12~18回
【全身脱毛】
– 5回コース:20~40万円
– 8回コース:30~50万円
– 追加1回:3~5万円
【部分脱毛】
– 顔:5~10万円(5回)
– VIO:8~15万円(5回)
– 脇(両脇):2~5万円(5回)
– 腕(両腕):8~12万円(5回)
– 脚(両脚):15~20万円(5回)
【全身脱毛】
– 12回コース:20~35万円
– 18回コース:30~45万円
– 都度払い:1回1~2万円
【部分脱毛】
– 顔:3~8万円(12回)
– VIO:5~12万円(12回)
– 脇(両脇):1~3万円(12回)
– 腕(両腕):5~8万円(12回)
– 脚(両脚):10~15万円(12回)
【医療脱毛】
– カウンセリング料:0~5,000円
– 再診料:1,000~3,000円
– シェービング料:1,000~3,000円
– アフターケア用品:2,000~5,000円
【エステ脱毛】
– カウンセリング料:無料が多い
– シェービング料:1,000~2,000円
– ローション代:2,000~4,000円
– キャンセル料:1,000~3,000円
【痛みの特徴】
– レーザーによる痛みを伴う
– チクッとした痛みが強い
– 個人差が大きい
– 部位により痛みの強さが異なる
【痛み対策】
– 麻酔クリームの使用が可能
– 冷却システムでの痛み軽減
– 笑気ガス麻酔の利用
– 出力調整による対応
【痛みの特徴】
– 比較的痛みが少ない
– ヒリヒリした温かい感覚
– 肌質により痛みに差
– 部位による痛みの差は少ない
【痛み対策】
– 冷却ジェルの使用
– 出力調整による対応
– クールダウンタイムの確保
– スキンケア製品の活用
【医療脱毛】
– 医療機関での施術
– 医師による診察・管理
– 副作用への即時対応が可能
– 医療機器の品質管理
– 医療保険の適用
【エステ脱毛】
– 美容施術としての実施
– 医療行為ではない
– トラブル時の対応に制限
– 施術者の技術に依存
– 保険適用外
1. 永久的な効果が期待できる
2. 短期間での完了が可能
3. 医療従事者による安全な施術
4. トラブル時の医療対応
5. 肌質や毛質を問わない高い効果
6. 1回あたりの効果が高い
7. 医師による診察と管理
1. 1回あたりの費用が高い
2. 痛みが強い場合がある
3. 予約が取りにくい
4. 通える医療機関が限られる
5. 施術間隔が長い
6. 日焼けへの制限が厳しい
7. 初期費用が高額
1. 1回あたりの費用が安い
2. 痛みが少ない
3. 予約が取りやすい
4. 通いやすい立地が多い
5. 施術間隔が短い
6. 肌への負担が少ない
7. 美容施術との組み合わせが可能
1. 永久的な効果は期待できない
2. 長期間の通院が必要
3. 効果に個人差が大きい
4. 医療的なケアが受けられない
5. 効果を実感するまで時間がかかる
6. 契約の縛りが強い場合がある
7. 追加料金が発生しやすい
1. 予算と支払い方法
2. 通院可能な期間
3. 希望する効果の程度
4. 通いやすさ・立地条件
5. 痛みへの耐性
6. アフターケアの充実度
7. 解約・返金制度
1. 予算の設定
2. 目標とする効果の明確化
3. 通える範囲のクリニック・サロンのリストアップ
4. カウンセリングの予約と複数箇所の比較
5. 契約内容の確認
6. 支払い方法の検討
7. 最終判断
Q1:医療脱毛は保険適用になりますか?
A1:通常の脱毛治療は自由診療となり、保険適用外です。ただし、特定の疾患による過剰な毛髪の治療は保険適用となる場合があります。
Q2:何歳から脱毛を始められますか?
A2:医療脱毛は18歳以上が一般的です。エステ脱毛は16歳から可能な場合があります。ただし、未成年の場合は保護者の同意が必要です。
Q3:脱毛中の日焼けは問題ありますか?
A3:どちらの脱毛も日焼けは避けるべきです。特に医療脱毛は火傷のリスクが高まります。施術前後2週間は日焼けを避けることが推奨されています。
Q4:生理中でも脱毛できますか?
A4:医療脱毛、エステ脱毛ともに、生理中はホルモンバランスの変化により肌が敏感になっているため、施術を避けることが推奨されています。
Q5:妊娠中・授乳中の脱毛は可能ですか?
A5:安全性の観点から、妊娠中・授乳中の脱毛は避けることが推奨されています。産後は体調が落ち着いてから開始することをお勧めします。
医療脱毛とエステ脱毛の賢い選び方のポイントは以下の3点です。
1. 予算と目標を明確に
– 永久脱毛希望 → 医療脱毛
– コスト重視 → エステ脱毛
2. 自分の優先事項を確認
– 短期集中型 → 医療脱毛(1~1.5年)
– ゆっくり進行型 → エステ脱毛(1.5~2年)
– 痛みに敏感 → エステ脱毛
– 高い効果重視 → 医療脱毛
3. 実施前の確認事項
– 複数施設での料金比較
– 解約・返金規定の確認
– 通いやすさ・予約のしやすさ
– アフターケアの内容
以上のポイントを踏まえた上で、必ずカウンセリングを受けてから選択することをお勧めします。
〇問い合わせ先
施術内容や料金に関しては各院のHPを参照のうえ、問い合わせください。
・エミナルクリニック:
・レジーナクリニック:
・フレイアクリニック:
・メンズアリシアクリニック:
・リゼクリニック:
〇掲載中の金額に関して
・表示価格は全て税込です。
・自由診療のため、全額自己負担です。
・18歳未満の方が医療ローンでの支払いを希望する場合は、親権者名義での申し込みとなり、親権者の同席が必要になる場合があります。詳しくは各院にお問い合わせください。
・掲載プランの内容は予告なく変更される場合がございますのでご了承ください
〇施術完了まで
完了までの施術回数は部位や毛の濃さ・量により個人差があります。
〇 主なリスク/副作用
照射直後、赤みや熱感、痒み、痛み、乾燥が生じる可能性がありますが、ほとんどの場合、数週間で消失します。まれに、毛嚢炎や色素沈着、色素脱色、肥厚性瘢痕、硬・増毛化、日光の刺激による紅斑が生じる可能性があります。